部分練習をしてノーミスを目指そう

ピアノなど楽器演奏の練習方法で、「部分練習」という言葉を聞いたことありますか。

部分練習とは、難しい箇所を拾ってそこだけを集中的に練習することです。

曲の中で部分的に取り上げて練習をするということは、皆さん行っているのではないかと思います。

特に長い曲を練習している時などは、限られた練習時間の中での配分が難しく、一度通すだけでその日の練習が終わってしまうなどということもあると思います。

いつも最初から最後まで通すという事だけですと、難しい部分はいつまでたっても弾けるようにならず、時間がかかっている割には上達を感じることができないこともあります。

そんな時、部分練習はかなり有効な練習方法だと思います。

今回は、その部分練習の練習方法とコツなどについてお話ししたいと思います。

部分練習は、つまりは出る杭は打たれるです。

この言葉自体はとてもネガティブな言葉なんですけれども、曲の中の引けない部分のことをこのように例えてみました。

つまり、弾けないところを何度か練習することで、弾けるところと揃って一定になるということです。

弾けない部分だけを取り出して練習することで、弾ける部分との差が縮まって全体的に安定して弾けるようになってきます。

部分練習として、10回反復練習。

これはぜひおすすめな練習方法なので、行ってみるといいと思います。

譜読みが終わって全体が把握できてくると、弾けない部分が目立ってくると思います。

楽譜を開いて弾きにくいところを見つけたら、私はそこの部分に「」をつけるということをします。

そして、そこをひたすら反復練習するという練習方法を行なっています。

かっこをつける時のポイントなんですけれども、本当に弾けない部分をピンポイントで囲うようにしましょう。

弾けない部分が見つかって練習したいなと思っても、そこから4小節ぐらい戻ったところからじゃないと弾けないなんてことをよくあるんじゃないかなと思います。

部分練習の場合は、脈略がなくて弾きにくい箇所でもピンポイントで印をつけることが大切です。

逆に、その脈略のない部分から弾けるようになれば、もう怖いものなしですね。

どこからでも弾ける、そして普通に10回繰り返すことに少し慣れてきたら、視覚や触覚触ることのいずれかをこう強調したりして練習してみると効果がありそうです。

目をつぶって弾いてみます。

手が触っている鍵盤の感覚を意識します。

手の開き方、手の感覚を何度も確認します。

ただし、これはここの部分をある程度覚えていないといけないという条件があるので敬遠しがちですが、繰り返していくうちに覚えることができますので行ってみると良いと思います。

今度は真逆のことをします。

鍵盤だけをじっと見て弾きます。

自分の手の動きを視覚的に目に焼き付けるような感じです。

繰り返していくうちに、体でも覚えていきますので、なんとなく自然と手が動いてしまうという状態になっているのですが、その状態の時にすっと鍵盤だけを見ると何をやってるのか分からなくなったりします 。

つまり、目で見て耳で聴いて手で触ってというこの3点でそのバランスを上手にとってピアノを弾いてると思うんですけれども、そのバランスを崩してどれか一つだけに絞ることで出来なかった部分が自己分析できていくということだと思います。

これらの二つの練習は、暗譜で困った時にも役に立ちますよ。

実は、昔は反復練習って時間の無駄なんじゃないかって思っていましたですので、あまり行なっていませんでした。

ピアノが上手な人もシンプルに反復練習しています。

上手になるためには、ひたすら繰り返して練習ができる精神力を持つということが大事なんじゃないかなという風に思います。

急がば回れ、楽な道はありませんからね。

時間は裏切らないと言うか、回数をこなせばそこの部分のミスは確実に減っていきます。

部分練習はとてもいい練習方法なんですけれども、決して楽しいものばかりではないので、そればかりだとモチベーションが下がって行きますし、部分練習ばかりですと返って全体が通せなくなってくることもあります。

毎日の練習の中で、今日は部分練習をする、今日は通し練習をする、などというように練習方法をローテーションをしていくといいと思います。

このバランスを上手にとっていくということがとても重要だと思います。

地味な練習が多いピアノですが、意外とはまると楽しかったりしますからね。